ハンドメイドの値段の付け方|原価・手数料・制作時間から計算
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値付けは「材料費の何倍」と決めるより、1個売れたときに残る金額を確かめると判断しやすくなります。最初に費用を整理し、必要な利益から価格を逆算し、最後に作れる数と売る数を照合しましょう。
利益目標→販売価格逆算を使う1. 材料費と、1注文にかかる費用を分ける
作品1個の材料・仕入原価、1注文の送料・梱包費、販売手数料を控えます。まとめて買った材料は購入総額をそのまま入れず、その作品に使った分だけを原価にします。例えば1,000円の材料から同じ作品を10個作れるなら、1個に配分する材料費は100円です。
複数個を同梱すると送料は1個ずつ発送する場合と変わります。ここでは「1注文で1個販売・送料込み」の例を扱います。送料別の注文や固定の決済手数料がある場合は、利用する販売サービスの利益計算ツールで確認してください。
2. 残したい利益から販売価格を逆算する
材料費600円、発送・梱包費250円、仮の手数料率10%、1個に残したい利益1,000円なら、必要価格は(600+250+1,000)÷0.9=2,055.55…円。1円単位で切り上げると2,056円です。10%は説明用の仮定で、特定サービスの最新料金を示すものではありません。
目標利益を0円にした最低価格は(600+250)÷0.9を切り上げた945円です。ただし、これは自分の作業代や共通経費を含めない赤字ラインです。「赤字ではない」ことと「続けられる利益がある」ことを区別してください。
3. 撮影・出品・発送の時間も時給に含める
2,000円で30個売り、1個あたり材料600円・送料250円・仮の手数料10%なら、残る利益は28,500円です。制作から発送まで合計20時間なら実質時給は1,425円。制作以外にさらに10時間かかると950円になります。
撮影、説明文の作成、問い合わせ、梱包など、販売に必要だった時間を同じ期間で合算します。この計算の利益は税引後の手取りではありません。設備費や共通経費も未計上なら別途差し引き、作業時間の対価を原価と目標利益の両方に重ねて入れないようにします。
4. 月の目標と制作可能数を照合する
上の条件の1個あたり利益は950円です。月3万円を目指すと、30,000÷950を切り上げて32個が必要になります。1個の制作が20分なら制作だけで約10.7時間。集客や発送も含めた予定に収まるかを確認します。
この販売数は利益目標からの逆算で、需要の予測ではありません。売れ残りがありそうなら最初は小ロットで試し、実際の販売率や作業時間を使って価格を見直してください。
よくある質問
材料費の3倍で売れば利益は出ますか?
送料や手数料、制作時間によって変わるため、一律には判断できません。販売価格から実際の費用を引き、残る金額と総作業時間を確認してください。
送料を購入者から別に受け取る場合は?
販売サービス別の利益計算で「購入者から受け取る送料」と「発送・梱包費」を分けて入力します。受取送料が手数料の計算対象になるかも、各サービスの公式条件で確認してください。